UNFCCC(国連気候変動枠組条約)とは?COPやCDMについても解説【よくわかる地球温暖化問題No.2】

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UNFCCCの概要

国連気候変動枠組条約 ( UNFCCC : United Nations Framework Convention on Climate Change ) とは、1992年にリオデジャネイロで開催された国連環境開発会議(UNCED)において、気候変動(地球温暖化)に対しての国際的な対策基盤として採択された条約です。

気候変動枠組条約締約国会議(COP)について

UNFCCCを知らなくても、COPについては聞いたことがあるという方はいると思います。気候変動枠組条約締結国会議(COP : Conference of Parties)とは、国連気候変動枠組条約 (UNFCCC)参加国による会議であり、温室効果ガス排出削減等の国際的な枠組みを協議する最高意思決定機関です。

有名な京都議定書(Kyoto Protocol)も、このCOP*で1997年に採択された条約です。
*気候変動枠組条約第3回締約国会議 (COP3)

最新のCOP24では何が決まった?

2018年12月にポーランドで行われたCOP24(気候変動枠組条約第24回締約国会議)では、パリ協定の具体的な実施方針やCOP23で決まったタラノア対話に関してのこと、途上国への資金援助等について話し合われました。

詳細はこちら:環境省

クリーン開発メカニズム(CDM)とは?

先ほども話に上がった、COP3で採択された京都議定書は、附属書I締約国である先進国41カ国、地域に対して、2008年〜2012年の間のCP1期間の間に、二酸化炭素排出量の削減目標を定めています。

 京都議定書には、この目標の達成を支援するための京都メカニズムが盛り込まれ、クリーン開発メカニズム(CDM : Clean Development Mechanism)はその一つです。

UNFCCCで合意された「温室効果ガスの排出削減は歴史的に排出してきた責任のある先進国が最初に削減対策を行うべき」という考えを京都議定書は反映しています。そのため発展途上国には削減目標は課されておらず、CDMは唯一途上国を削減に関与させる制度といえます。

【おまけ】意外と困るUNFCCCの読み方

読み方は「ユーエヌエフシーシーシー」もしくは「ユーエヌエフトリプルシー」と読むことが多いです。UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)をはじめ、国連に関連する略語は覚えにくい・読みにくいものが多いですよね。

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